20100228

2010年オリンピック終了



バンクーバーオリンピックも終了。

今回の大目玉(?)は、オランダ・スピードスケートのコーチ、
へーラード・ケムカースがやらかした大ポカであった。

オランダを代表する金メダリスト、スヴェン・クレーマーが
素晴らしい滑りを見せていたその最中、
このコーチは、わざわざ間違ったほうのリンクへと
スヴェンを導いてしまったのである。

スヴェンは当然、失格。

「このバカ!」
「明日から無職だ!」

このコーチへ贈られた様々な
罵倒の言葉が次の日の新聞を飾った。

そりゃ、そうだろう。
金メダルが約束されていたのに、
コーチの一言で、それが一瞬にしてパーになったんだから。

このコーチ、それでもかなり堂々とテレビのインタビューなぞに
登場し、一応の弁解を行っていた。
「間違いは、誰にでもあるものだ」
と言ったとか言わないとか???


こういう、人生に一度しかないチャンス、
とか、本番ですよ、というときに
オランダ人は非常に弱い。
緊張してテンションが急上昇、
アがりすぎてへんてこなことをしでかす。

オランダのサッカーとて然り、だ。

オランダ人にはガッツがない、
と、よく他の欧州諸国から叩かれているのには
ここに原因がある。
Diciplineとか、訓練とかいう言葉には
とんと縁遠いのが、オランダ人の特徴だ。

なぜ?

「訓練とか、普段の鍛錬とか、ナチズムじゃああるまいし。
そんな非人間的なこと、この時代にやってられないからね!
何事も楽しくなけりゃ

・・・・・・

スポーツの練習を、ちょいと激しく行うだけなのに、
ナチズムに無理矢理結びつけるってのはねえ。

でもまあ、予想外もあって、金を結構獲得したようだから、
これで良し、か?

<写真は、グタグタ言い訳がましいコーチと、頭を抱えるスヴェン>